『特別理由はないけどどうしても会社を休みたい…』こんな時もありますよね。
単純に『行きたくない』だけだから、そんな甘えは良くないと自分でも分かっている。
でも、『どうしても気分が乗らず体も重い…』こんな状況なのでは?
こういう時、会社を休んでいいものかどうか?
私は以前会社員でしたし、明確な理由なしには有休を取れる職場ではなかったです。
一方でブラック企業ではなかったので、理由さえあれば許可が出る感じでした。
要するに『色々な意味でお堅い企業』だったわけですが、そんな経験から『休みたい時には休んでいいものか?』という自己都合の有給に対する見解を書いていきます。
誰だって会社は休みたいはずです。
一方で社会人としての常識を意識してしまうと思うので、その辺も含めて書きたいと思います。
理由が必要なのは建前
『どうしても辛いから会社を休みたい』こういう時は休んでいいと思います。
むしろ『なにがなんでも休むべき』です。
というのも、私は精神的に辛い時に無理して出勤し続け体調を崩しました。
そして去るようにして会社を辞めたので、『理由がないから休むべきではない!』という考え方は違うと思いますよ。
元気がなくなったり何に対してもやる気が起きなくなっている時には頑張り過ぎない方がいいです。
そういう時って、体から『休め』と指令を出されているようなものなので、それに逆らい続けるってどう考えても良くないです。
それに有給の理由って、建前でしかないでしょう?
つまり実際には『理由なんて何でもいいはず』です。
会社としても『疲れたから休ませてください!』を認めると色々面倒なため難色するでしょうが、『葬儀が入ってしまい…』とか『体調が優れず』ならば、『消化してくれてありがとう』が本音のはずです。
なので、『辛い』『休みたい』『でも理由がないから休む訳にはいかない』と我慢しているとしたら、嘘でいいので体調不良を訴え、さっさと休んでしまいましょう。
休む勇気を持とう
日本人は『休む=悪いこと』と教えられてきたはずです。
今でこそ違いますが、昔のスポーツ現場なんて『水飲むな!』『休まず続けろ!』という根性論でしたからね。
変わりつつありますが、それでも『休むのは良くない』『休んだら負け』とどこかで思っていませんか?
しかし、その考えを否定することも大切です。
休まなければ効率は落ちる一方ですし良いアイデアも浮かびません。
それに休まずに走り続けた場合、最悪倒れますよね?
職場はスポーツと異なるため、『休まなくて問題ない』と誤解されがちですがそんなことはありません。
脳だって、ずっと知識を溜め込んだり考え過ぎているとどこかで限界がやってきます。
なので、休む勇気を持ってみましょう。
精神面が辛い状態で我慢して続けても、良い結果なんて出せないと思いませんか?
それはつまり、会社に貢献しないということです。
何より、真面目一筋でやり続ける人よりも、適度にサボれる人の方が良い結果を出す傾向があるので、『やる時はやる』『休む時は休む』という切り替えの上手さを身につけましょう。
大切なのは体
何より大切なのは体です。
私の例で言うと、体調を崩して退職してからしばらくは社会復帰できませんでした。
こうなってしまうと、人生の貴重な時間を無駄にしてしまいますよね。
なので、バランスって大切です。
やらな過ぎだとただの使えない人になってしまうためそれはもちろん問題ですが、普段はきっちり働いて会社に貢献しているのならば、『なんだか辛いな』と感じた時くらい思いっきり休んでいいはずです。
またスポーツに例えますが、精神的に辛いと感じている時って、『膝が痛いな』と感じているのに無理して走っている状態に似ています。
『休んではいけない』と思っているからこそ無理をしてしまうわけですが、その結果さらに痛めてしまい、結局は長期離脱を余儀なくされるとこんな感じです。
職場においても、本当にこれあり得ますよ。
理屈は全く同じですからね。
特に精神は『どのくらいか』というのが分かりません。
膝ならば、『まだ大丈夫』『こうやって走ればカバーできる』などのように対策できますし、自分でも状態が分かることもあります。
しかし精神って、『このくらいならばこうすればいい』という答えがないですよね。
だから多くの人が、大変な状態になってから気づくのだと思います。
なので、『今自分は膝を痛めているんだ』と思ってみて下さい。
アスリートならば、痛みを感じたら普通は休みます。
そして今の状態ならば、1日~2日で現場復帰できるかもしれませんから、早めにオフを取りましょう。
人の反応は気にしない
会社を休む時って、人の反応が気になるかもしれません。
・アイツに何か言われそう
・皆が笑うんじゃないか
・出勤し辛くなる
など、休んだことが負い目になって『堂々とできない』場合もありますよね。
でも、そういうの気にしちゃダメですよ。
そうは言っても私も気になるタイプだったので分かりますが。
しかしだから言えますが、人なんて関係がありません。
何より、他人が休んだことに対し嫌味を言ったりからかったりしてくる奴らに採用されたわけではないでしょう。
はっきり言って社員は対等です。
そのため、本来いちいち余計なことを言える立場にないはずです。
なので、そういうのは気にせず『当然の権利として休んでいる』くらいの強気の姿勢を見せましょう。
実際に、上司がOKしたのならば当然の権利です。
繁忙期だろうと人手不足でも、権利なのですから自信を持ちましょう。
休みたい気持ちが理由
『会社を休みたい時には理由がなくても休んでいいか?』これは結局、『休みたい気持ち』が理由だと言えます。
つまり、『辛い、休みたい』と思った時点で正当な理由があるのと同じです。
なので、そう感じた時点で無理せず当たり前に休むべきです。
一方で、『昨日どうしたの?』とか余計なことを聞いてくる同僚や先輩には適当なことを言っておけばいいはずです。
そもそも職場なんですから、プライベートまで伝える必要はありません。
ですから『別にいいじゃん』くらいの対応で全然かまいませんし、しつこかったら『プライベートなんだけど』ときつめに言い切ることも、今後職場でストレスを溜めないためには大切です。
それに、人に突っ込んだ質問をする人に限って自分のことは秘密にしたがります。
つまり『こちらも答えなくていい』という訳です。
しっかり言い返したり自己主張しても意外と上手くやっていけるのが人間関係ですから、我慢し過ぎて追い詰められないようにしましょうね。
目先の仕事より人生を大切に
『会社を休みたい…』と迷っている時には、『目先の仕事よりも人生が大切だ』と思ってみて下さい。
無断欠勤は問題ですが、連絡さえすれば大事にはならない場合がほとんどなのでは?
日々忙しいと、最も大切なものが分からなくなったり考える時間がなかったりします。
しかし冷静になれば、少しの勇気があれば現状を変えられるので、緊張を解すことも大切です。
『妥協だ』なんて思わずに、自分の意思に従い体を労わってあげましょう。
最後に
会社を休みたい時には休んでいいか?について書いてきました。
結論としては『迷わず休むべき』と言えます。
結局、周りや会社に気を遣ったり根性論で続けたら壊れるのは自分です。
さらに、無理して続けても誰かが認めてくれるわけでもないはずです。
『自分の生活を守れるのは自分だけ』これは確実です。
ならば、体調管理を最重要課題にしていかないとどこかでダメになってしまいます。
会社は毎月お金をくれる素晴らしい仕組みをしていますが、人生までを支えてくれるわけではありませんから、その辺は割り切って付き合った方が、自分のためなのかもしれません。