『上司や先輩は自分の未来である』とよく言いますよね。
これは『数年後は自分も上司等のようになる』という意味ですが、重要なのは、それをイメージした時に希望に満ち溢れるのか?それとも失望するのか?のはずです。
希望に満ち溢れるようならば背中を追いかけ『必ず追い抜いてやる』と頑張ればいいと思いますが、『あんな風になりたくない…』と思った時が問題です。
職業選択ってとても難しく、選んだ職業が必ずしも自分に合っているとは限りませんし、仕事は楽しくてもその環境が適さない場合もあります。
それらを見極める一つの判断基準が『上司や先輩』という訳です。
彼らを見て、『なんだか違う』と思ったら何かしらの対策が必要になりますから、以下ではこの『上司や先輩のようになりたいか問題』に対して、色々掘り下げて書いていきます。
私自身、目標とする先輩がいた一方でなりたくない上司などもいました。
そんな葛藤もあり現在はフリーランスです。
参考になったら嬉しいです。
上司や先輩のようになりたい場合
まず、上司や先輩のようになりたいか?と考えてみて、『なりたい』『目標とする先輩がいる』と思えるようならば、先ほども書いた通りその人を追い抜くつもりで頑張ればいいでしょう。
ただし、闇雲に頑張っても上司のようになれるとも限らないので、側にいて色々感じ取った方がいいのかなと思います。
例えば、デキる先輩の仕草や言動、仕事術を真似してみるとかこんなのもアリですよね。
実際に、『この人のようになりたい!』と思った時には全てを真似るところから始めるようですよ。
事実私も、こうなりたいと思える先輩がいて、当時は言動などを真似ていましたが何となく近づけた気がしました^^
真似をすると、自分の考えとか関係なく『デキる人の思考』が身に付くためそれがいいのかなと思います。
特に就職して日が浅い頃は、自分の考えよりもデキる人の思考をコピーした方が成長が早いので、その点でも真似てみるのはお勧めの方法です。
なりたくない場合
一方で問題は、上司や先輩のようになりたくない場合です。
どうしても目標にできないとか、はっきり言って軽蔑するような上司等だった場合、『こんな風になったらお終いだ』と思いますよね。
そして『自分はこんな風にならない』と無意識に感じるはずです。
しかしながら、恐ろしいことに人は、身近の人間に影響されやすくできています。
そのため、良い人に囲まれれば成長しますが、ダメ人間ばかりと関わるとダメになってしまう傾向があるため本当に注意したいところです。
例えば、愚痴や悪口ばかり言ってくる先輩がいたらどうなるか分かりますか?
それを日々聞かされたら、今度はあなたが愚痴っぽくなるのです。
先輩は『制止しても愚痴を止めずとにかく言いたい放題』とこんな状態で、あなたは終わるまで頷きながら聞くしかないとしたらストレスがたまりますよね。
そうするとあなたは、その先輩へのストレスを誰かに言いたくなるため愚痴っぽくなります。
こんな風に、身近にダメ人間がいると自分もダメ人間になってしまうため、『こうはなりたくない』と感じる上司や先輩などがいる場合には早急に対処しましょう。
そうしないと、最悪自分の人生がダメになってしまいます。
なりたくない時の行動1
『こんな上司達みたいになりたくない』と感じた時に取るべき行動の一つ目は、自分の意識を高めることです。
例えば、
・愚痴ばかり
・言い訳をして仕事しない
・仕事ができない
などの上司や先輩、こんな人もいるかと思いますしこうはなりたくないですよね。
そう思った時には自分がこれまで以上に意識を高め『今のままではヤバい』と焦りを持つことです。
そして『そういう上司達を否定する』これも大切です。
なぜ否定するのか?それは『自分がそれでいいんだ』と思ってしまわないためです。
『言い訳をして仕事をしない』こんな人も多いですが、それを自分が受け入れてしまうと自分も言い訳をするようになりますから、それだと数年後には後輩から『あの人のようにはなりたくない』と確実に言われます。
なので、たとえ上司や先輩でも『ああはなりたくない』と思ったら真っ向から否定し態度に出しましょう。
相手が先輩だとしても、なんでも言いなりになる必要はないはずなので『違う』と思うことには正直でいいでしょう。
このように、自分が意識を高めていくと少なくとも彼らとは違う未来になりますし、仕事に対し信念も持てるようになります。
何より、尊敬できない先輩などは総じて信念を持っていないはずです。
そんな人たちと関わっていても成長できませんから、彼らと同じ環境にいるという現状に焦りを持つことで、自分を高めることが良い解決策になると言えそうです。
なりたくない時の行動2
続いては、『良い上司だと思うし尊敬もできる、でも自分が思う未来とは何かが違う』という状況。
こういうのもあると思います。
例えば、10歳上の先輩が朝から晩まで働いていて、結婚をしても満足に家族との時間も作れていないようだと聞いたら、『このままでいいのかな…』と思ったりもしますよね。
これは、上司や先輩の人間性ではなく、職場そのものへの違和感が関係しています。
この場合、仕事そのものが合っていない場合もあります。
人にはいくつかの考え方がありますが、大きくは、
・忙しくても安定が欲しい人
・不安定でも時間が欲しい人
に分かれるはずです。
そのため、上司等の生活スタイルに疑問を感じるようならば、もしかしたらあなたは『不安定でも時間が欲しい人』なのかもしれません。
忙しくても安定が欲しい人は給料ありきの人生設計をしますが、不安定でも時間が欲しい人は生活中心で考える傾向があります。
要するに、『この生活をするためにはどうやって収入を得るべきか?』と考えるのが時間が欲しい人です。
なので、日々朝から晩まで働く上司や先輩を見て疑問を持つようならば、あなたが本当に望んでいる生活は何かを今一度考え直した方がいいかもしれません。
ただし、会社員をしていると自由な生活に誰でも憧れます。
そのため、一時的に羨望しているだけの可能性もありますので、『10年後もこんな忙しい生活をしているのか?』と疑問を持ったとしても、焦りは禁物と言えそうです。
失望が強かったら早めの行動を
上司や先輩を見て失望が強かったら、その時は早めに行動した方がいいかもですね。
例えば、『こんな人たちと一緒に仕事していても意味がない』とか『ここにいても全く成長できない』と感じるようならば、転職や独立も視野に行動した方がいいように思います。
やる気がない人って本当にないですし、基本的に面倒くさがりますからね。
そういう人の下についてしまうと成長ってほぼできないため、自分一人が頑張ってもたかが知れているような環境ならばいる理由がない気がします。
まして、相手が先輩では自分が何を言っても簡単には動いてくれないでしょうから、それならば、働く環境を変えた方が全然良いです。
それにやる気がある場合、フリーのように他人に振り回されないスタイルの方が良い可能性もあります。
もちろん、初めのうちは大変ですしそのまま潰れることも全然ありますけどね。
いずれにせよ失望しかない場合、それは『あなたの方が能力が高い』という意味ですから、我慢して続けること自体もったいないと思いますよ。
自分を正当に評価してくれる環境は必ずありますから、不満しかない時には考えてみましょう。
私の体験談
ちなみに私の体験談を簡単に書きますが、社会人前半の時には目標にしたい先輩がいてとても良かったのですが、部署異動があってからは、なりたくない上司や先輩が多く辞める運びになりました。
それら先輩等は、基本的に決められた仕事量以外をやりたがらず、『とにかく仕事を増やしたくない』という感じでした。
新しい提案をしても無視されたり、今扱っている仕事でさえも削ることばかり考えていて、はっきり言ってやる気があるとは言えない人たちでした。
そのため社内からの評判も悪く、そういうストレスに耐え切れず辞めた感じです。
こんな風に、やる気がない人と一緒にいると自分までダメ人間扱いされますし自信もなくなります。
一方で私も、周りに流されず意識を高く持てば良かったと反省しているんですけどね。
ただし一つ言えることは、『あの時辞めずに残っていたら私は彼らのようになっていた』ということです。
他部署からは給料泥棒扱いされるような、はっきり言ってかなり居辛い状態に陥っていたと思います。
なので、私は早々に辞めて正解でした。
このように、上司や先輩を見て失望した場合には色々考えた方が良さそうです。
重要なのは『自分がどの形で奮起するか』ですから、なりたくない人と同じ道を辿らないようにしっかり計画しましょう。
最後に
人生の選択って生きているうちに何度か訪れますが、その中でも大きなものはやはり職業ですよね。
職業って、『就職したもののあらゆる事象から合うかどうかはまた別問題』という壁がありますから、誰しもが悩むと思います。
今回はそんな時の判断基準として、『上司や先輩を見て考える』という記事を書いてみました。
またこれに近い考え方として、『こうなりたい』と思える存在の有無はとても重要な気がします。
それが歴史上の偉人なのか有名人なのか、あるいは身近な存在かは人によりますが、いずれにせよ、『なりたいイメージがあるかどうか』によって人生は大きく変わると思うので、そんな人を見つけられたら楽しいかもしれませんね。
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