独立や転職をするか悩んでいる場合、『失敗したらどうしよう』『失敗することを考えたら今の方がマシ』と思ったりもしますよね。
現状が最悪でも給料が支払われるだけ良いと考えたり、実際に転職等をして失敗した人もいるため、そういうのを見てしまうと『このままでいいんだ』と自分に言い聞かせたりしていませんか?
確かに、職業選択ってとても難しいです。
会社員の場合、
・仕事に対応できるか
・職場の人間関係はどうか
という問題がありますし、フリーならば『生活できるか』という不安がありますよね。
なので、『失敗するくらいならばこのまま我慢すればいい』と思うのも当然です。
一方で、その我慢をこれから何十年も続けることや『ずっと後悔し続けるかもしれない』というリスクを考えたら、行動した方がいい場合もあります。
何より『失敗を恐れて行動しない』これって怖いことだと思いませんか?
一歩踏み出す勇気がないと成長できませんし、いつまで経っても現状維持のままかもしれません。
私は会社員からフリーになりました。
当時は一大決心でしたが今はフリーになって良かったと思っています。
その経験から、行動することの大切さなどを書いていきます。
行動しないといつまでも引きずる
独立や転職に限らず、『やりたいのにやらずにいること』っていつまでも引きずるように思います。
例えば『子供の頃サッカーを習いたかった』とか『ハワイに行ってみたい』とか、こういうのって叶っていないと何となく引きずりませんか?
転職等も同じで、『職を変えたい』と思う気持ちがあるにも関わらずそのままでいると、何年経っても『転職しようかな』と悩んでしまいます。
もちろんどこかで踏ん切りがついて『自分はこのままでいく』と決断できるかもしれません。
しかしそれができても、転職や独立をして成功した人を目の当たりした時に『あの時行動していれば』と思うことはあるはずです。
こんな風に、思った時に行動しないといつまでも引きずりますし、最悪諦めがつきません。
一方で、チャンスってそうあるものでもないので、だからこそ『思い立った時』というのは重要です。
なので、『失敗を恐れて行動しない』というのは良くないかもですよ。
人間関係でも、過去の悔しい経験をそのままにして『いつかやり返してやる』と思い続けることもありますよね。
しかしながら、実際にやり返す準備が整った時には相手がこの世に居ない場合もありますから早く行動するって大切です。
なので、引きずり続けないためにも必要な選択と行動を必ずとりましょう。
やらない理由を探しがち
人はやらない理由を探しがちです。
特に、それが面倒なことだと余計にやらない理由を探し正当化します。
例えば掃除が苦手な人の場合、『埃なんて溜まっていても問題ない』『数ヶ月に一度掃除機をかければいい』と考え先延ばしするわけです。
こうして『今やらないことが正しい』と自分を正当化しているのです。
しかし、これは良い思考とは言えないはずです。
事実私も、会社員時代に『辞める・辞めない』でしばらく悩みましたが、最初は辞めない理由を考えました。
でも辞めない理由って、私の場合単なる言い訳のようなもので、その時点で既に答えは出ていたのです。
なので、冷静に考えて『今これをするのは間違いだ』と思えるのならばいいでしょうが、そうではなく感情論に近い形で『やらない』と思うようならば本気の理由を追求した方がいいかもしれません。
重要なのは、どの選択が自分の人生を豊かにするかを考えることですから、失敗を恐れている時には『やらない理由探し』ではなく、本当の答えと向き合ってみましょう。
悩むだけで考えていない
失敗を恐れている時って悩むだけで考えていない可能性があります。
要するに、『今の職場は嫌だな。でも独立して失敗したら後悔するだろうしな…。どうしようかな』といったように日々悩むだけで、これからどう行動するかについて真剣に考えていないという訳です。
この考えるってかなり重要な作業ですが、どれだけ考えようとしても結局悩んで終わりになってしまう人は『具体的な情報が足りない』場合があります。
独立がしたくても、独立に対しての具体的な方法や現実など、そういうことが見えていないとどれだけ考えても答えは出ませんよね。
これに関しては仕事以外にも言えます。
ハワイに行きたいと思っても、行き方や費用、現地での計画などを調べないと、いつまでも『いつか行きたい』のままです。
このように、悩みで止まっている人は情報量が少ないので、決断できないのならばもっと調べた方がいいです。
そして調べる時には、転職した友人に話を聞くとかよりも、自分で情報収集した方がいいと私は思います。
というのも、友人の場合必ずしも本音とは限りません。
転職をして上手くいっていなかったとしても、『それを悟られたくない』としたら誤魔化しますよね。
なので、親しい人物ほどこういう時には相談しない方がいい場合もあります。
一方で、独立や転職の体験ブログならば『転職して失敗した愚痴』『成功話』なども含め多くの本音がありますし、転職サイトの情報欄ならば読み手に発信するために書かれているので役に立ちます。
なので現状悩む段階で止まっている人は、『自分が進みたいと思っているテーマ』についてもっと調べてみましょう。
そうすると、整理して考えられるようになりますよ。
告白が良い例
『失敗を恐れて行動しない』『ずっと後悔する』この流れって告白に例えると分かりやすくないですか?
告白も、駆け引きや友人からの情報など相手の気持ちを知る手段は多数ありますが、結局気持ちを伝えてみないとはっきりしませんよね。
そしてしなかった場合、何年経っても『あの時あの人は、自分をどう思っていたのか?』と悩み続けませんか?
告白していればよかったと思ったりもしますよね。
転職や独立も同じかもしれません。
もちろん告白のように、『すればスッキリはっきりする』という簡単なものではないですが、それでも『したいけどしない』でいたら後悔し続ける可能性はあります。
なので、十分に考えて答えを出しましょう。
情報を集めまくって考え尽くせば『どう行動することが正解か?』は見えてきますし、『考えた』ということ自体が行動になるため後悔もありません。
何よりやってみることが大切です。
失敗は経験になる
たいていの場合失敗は経験になります。
告白に関しても、たとえ振られても『告白をした』という勇気や度胸、そして『なぜダメだったのか?』などは自分の知識や財産になりますよね。
実際に、初告白を機に異性に積極的になる人もいるはずです。
仕事系に関しても同じで、たとえ失敗してもそこから色々学んでいけるようならば失敗も良い経験です。
私自身、フリーになって収入が安定してからほぼゼロまで落ち込んだことがありましたが、そこから色々勉強をしたり新しい発見があり、現在は当時とは比較にならないほど知識が身に付いています。
もちろん、ほぼゼロになった期間は大変でしたが、重要なのはそこで投げ出さないことだと思いますし、猛勉強をするタイミングってたいていの場合大きな挫折がきっかけになるのでは?
なので、極端に失敗を恐れたり、『怖いから行動しない』というのはもったいないように思います。
何よりそれだと、自分の中にある潜在的な能力を生かせずに人生が終わってしまうかもしれません。
『変わりたい』『今を変えたい』と思っているのなら、その時点で『今以上になれる人』ですから、内から出るサインを大切にしましょう。
どの年代で決断するかで可能性が変わる
行動するなら早い方がいいのは言うまでもないですよね。
もちろん、『遅くなったら無理』という意味ではないです。
ただし1年過ぎるごとに、確実にハードルが高くなっていきます。
ファッションを例に考えると分かりやすいはずです。
10歳代・20歳代・30歳代とそれぞれ異なり、特に、30歳代が10歳代のファッションをしたら高確率で変な人だと思われますよね。
よくあるのが、10歳代の時にお洒落をしなかった人が30歳代くらいになって目覚めたという状況。
こういう時に無理して若作りをすると『痛い人』と思われたりもする訳です。
このように、何でも早い方が良いですし、年齢を重ねる度に難しくなります。
また独立をする場合、『ビジネスで成功するか』という点でも早い方がいいです。
年齢は関係ありませんが、重要なのは時間です。
早く始めれば何度でもチャレンジできますが、それなりの年齢だと失敗にも制限がかかってきます。
20歳代で独立した場合、一度失敗してもまだ20歳代で再チャレンジでき、もう一度失敗してもまだ30歳代前半とかこういうのはザラです。
しかし50歳代で独立したら、最初の失敗は60歳代かもしれません。
もちろんそれが悪いとかではありません。
『成功へのチャンスがあるのは早く始めた人』ということなので、その点でも早く決断することは大切です。
独立するなら完璧に準備をすべき
ここまでは、『失敗を恐れるよりも行動しよう!』『ダメでもやり直せばいいんだ!』という積極的な文章を書いてきましたが、それでも、転職や独立にはリスクがあります。
なので、するのならば徹底的に考え『十分な準備をした上で』臨んだ方がいいですよ。
特に独立ならば、ブログをやるなり収入源を作るなりして、ある程度稼げる段階にしてから会社を辞めた方がいいと思います。
というのも、会社員最大のメリットって固定給があることだと思いますし、会社員をしていると毎月入ってくるのが当たり前になって給料の有難みが分からなくなったりもします。
そのため独立するとしても、考えが甘いと『何とかなるだろう』くらいの勢いで取りあえず辞めたりしてしまうので、そうすると相当後悔することになります。
実際当時の私はそんな感じでした^^
なので、独立後は後悔もしましたし苦労ばかりでしたよ。
その点からも、今転職や独立を考えている人には十分に考えたり計画を立ててほしいと思います。
このような『行動しよう!』系の記事を書いている人は多いですが、内容は二分するのでしっかり吟味しましょう。
独立等をして、苦労はあったものの短期間で成功できた人は『したいなら今すぐ行動すべき』と書いています。
一方で私のように、かなりの後悔がありつつも現在は満足しているタイプは『ちゃんと準備をしましょう』と思います。
何が正解という訳ではないので、失敗を恐れないでいいように準備しつつも、後悔がない選択をしましょう。
最後に
考える時間を作れると答えが出やすいですよ。
日々忙しくて『一人で考える時間』なんてないかもしれません。
でも、そんな中でも強引に時間を作って一人きりで考えるってとても大切です。
何より、人生のほとんどを仕事で埋めてしまうのはもったいないので、『本当はやりたい』と思っていることがあるのならば、真剣に向き合ってみましょう。
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