日々孤独を感じていて『この先どうなっていくのか不安』『生きている意味が分からない』など、苦しい思いをしているのではないでしょうか?
孤独感は、一度持ち始めると、たとえ元気が出ても定期的にやってくる厄介な奴だと思います。
私自身、誰とも関わらない期間が長かったことや、集団の中での孤独も経験しているので、『孤独』に対する考え方や、そこから解放される思考法に関しては十分に研究してきました。
その結果分かったことは、
・孤独と人は関係ない
・解放されるかは考え方次第
ということです。
孤独感を持っている人の中には、『自分には友達や恋人がいないから』と考える人もいるかと思いますし、私も以前まではそうでした。
皆が誘われるような場所に自分だけ誘われないと、大きな孤独感を持ってしまっていましたが、そういうことではありません。
孤独感に関する基礎知識と解放される思考法を身につけ、楽になりましょう。
孤独感についての基礎知識
『自分が孤独なのは人間関係がないから』と現在感じているのではないでしょうか?その考えを払拭していただくことが、孤独感から解放されるためには必要です。
この『基礎知識』では、私が経験や分析から得た『孤独と人は関係ない』という根拠についてまとめています。
希薄な人間関係が原因ではない
孤独感を持ってしまうのは、希薄な人間関係が原因ではありません。例えば今現在、学校や職場といった集団環境の中で孤立しているとしても、孤独を感じるのは『それが原因ではない』ということです。
なぜならば、集団に馴染めずに孤独を感じるのは、『自分がそれらを求めているに過ぎないから』です。つまり『自分から孤独を作っている』ということ。
あなたは避けられているのではなく、関わる必要がない人たちと『無理をして関わろうとしている』のです。だから疲れてしまいますし孤独を感じるのです。
例えば、言葉が通じない未開の部族の人達とコミュニケーションを取ろうとしたらとても疲れますよね。また、どれだけ頑張って伝えようとしても理解されず、結局部族の人達だけでコミュニケーションを取り出したら孤独感を持つのでは?
一方で、未開の部族なんて特別関わる必要がないでしょう。
状況は全く同じで、『あなたを必要としていない人たちは、あなたにとっても必要がない人たち』です。
ですから、自分が求められていないのならば、『頑張って交流を図ろうとしないこと』これが正解です。
よくある間違いが、『集団環境だから馴染まなくてはならない』という思考を持つことです。
この勘違いをしてしまうと、人間関係が希薄になるとそれがそのまま孤独感になります。さらに、馴染むことを『善し』としているため、孤独感から解放されることもありません。
従って、集団環境においても『必ずしも人間関係が必要ではないこと』『自分が求められた時にのみ応じること』『人をしっかり選ぶこと』を心がけてみましょう。
ちなみに私は、会社員時代にこの『集団環境での孤独』を抱えて相当苦しみました^^しかし、今思えば『なぜあんなに関わることに拘っていたのだろう?』と疑問ですし、『誘われない分時間を有効活用すればよかった』と思っています。
あなたも、人間関係を作ることへの拘りを捨てて解放されましょう。
一人でも孤独を感じない人もいる
恋人や友人知人などが一切いない人でも、日々満たされていて全く孤独を感じない人もたくさんいます。
『人間関係ゼロで、なぜ毎日楽しいの?』と疑問ですよね。このような人の共通点は、人生に目標を持っていることです。目標があるからこそ『人と関わることがもったいない』と考えることができるのです。
また、『人間関係は後で作ればいい』とも思っています。
実際に現在の私は、ごく少数の人間関係しかありませんが、それでも日々楽しくやっていけています。それは目標があるからです。この先の人生に『長期的に成し遂げたい目標』があると、時間がとても大切になってきます。
そうなると、『今は遊ばないでいい』『ある程度達成した時点で、関われる人がいればいい』と考えるため、孤独感というものがありません。
ですから、孤独感から解放されたい人は目標を持ってみることも良いですし、それを作るのならば達成までに長い年月を要するものにした方がいいです。
私は、『人生が終わる時にこうなっていたい』という理想がありますし、そのくらいの期間で設定すると、毎日コツコツと努力を積み重ねる日々となり、孤独感とは無縁になるかもしれません。
このように、日常にやるべきことがあると『人間関係』というものは小さなことでしかなくなりますし、いずれどうでもよくなります。ですから、『この先どうなっていきたいか?』を真剣に考えて、それに向かってみてはいかがでしょうか?
人で満たされるとは限らない
孤独感から解放されるためには、『人で満たされるとは限らない』という根本的なことを理解する必要があります。
『今自分が孤独なのは友達や恋人がいないから』と決めてつけてしまうと、それらができた時にも『なんだか満たされない』と感じることさえあります。
というのも、『人間関係さえあれば孤独ではない』と考える人の中には、依存度が強い人もいます。
依存傾向にある人は『人と関わることで孤独感から解放される』と信じて疑わない部分がありますが、それは自分が『そうである』と思い込んでいるからです。
ですが、そもそも依存する性格であるため、一つに満たされても『もっと欲しい』と追い求めてしまったり、それがなくならないように必死になってしまいます。そのため、どれだけ手に入っても不安が払拭されることはありません。
例えばクラスの中心グループに入れたとしても、『嫌われないように』とか『目立たないように』といったような気持ちを常に持っている状態です。
また、憧れの人とやっとの思いで交際ができ、いつも以上に頑張っている心理とも同じです。これだと楽しくないし不安ですよね?
従って、『依存する』という他力本願な性格を改善することが必要ですし、そうすることで不安もなくなってきます。
上述した『目標を持つこと』もその改善策の一つですし、『自分は人に左右される性格なんだな』と自覚することも、変わるきっかけになります。
友達がたくさんいて恋人にも恵まれている人は、人に満たされているのではなく、自立した自分を持っているからこそ、結果的に人が寄ってくるのです。つまり『魅力的な人である』ということです。
ですから、人間関係も欲しいと思うのならば、精神的に自立して魅力的になるべきですし、孤独感の原因は人ではないということも理解する必要があります。
それを受け入れることができると、大きく解放されていきます。
孤独感から解放される思考法
ここからは、孤独感から解放される思考法を、具体的に書いていきます。方向性としては『前向きになること』『自信を身につけること』です。これらが考え方の基本になっていると、一時的に崩れてもすぐに立ち直ることができます。
諦め思考にならない
『あらゆることに対して、諦め思考にならない』これはとても大切な考え方です。諦めてしまうと、その時点で急激な孤独に襲われることがあります。
例えば婚活をしていて、『もうこんなに活動したのに出会いがない。ということは無理なんだ』と諦めてしまうこともあるはずです。確かに、ずっと続けているのに結果が伴わないとぐったりすると思います。
しかし、そこで諦めてしまうと『余計に疲れてしまう』のです。
人は希望を持てている方が頑張れますし、その方が孤独も感じません。婚活にしても『絶対に結婚するんだ!』と励んでいれば、結婚する未来をイメージしていますから、だからこそ孤独を感じないのです。
一方で、『もう結婚は無理らしい』と諦めたら、その瞬間孤独な未来が浮かびますよね。ですから、諦め思考は改善するべきです。
どの分野でも、一般的には『遅い』と言われる年齢から成功した人はたくさんいますし、その人達が共通して言うのが『年齢は関係ない』ということです。
これはつまり『諦めたら終わり』ということではないでしょうか?
では具体的に何をすれば諦め思考を改善できるのか?ですが、それは、『結果から逆算して行動すること』です。
例えば婚活ならば、
・1年以内に結婚したい
という目標を立てたとしますよね。これが『結果』になります。
その場合、交際期間は短くても3ヶ月は必要でしょうから、これで残り9ヶ月です。また出会いがあっても、交際に発展するまでにはそれなりの期間がかかりますし、そもそも簡単に見つかるとも限りません。
従って、1年以内に結婚したいのならば『今すぐ始めること』がまず前提となってきます。
さらに、できるだけ簡単に出会いを見つけられて、なおかつ、交際から結婚までの流れがスムーズなのは何かと考えた場合、結婚前提の人が活動している、相談所や婚活サイトが良いだろうとなるはずです。
そして、実際にデートをした際には、結婚前提でのデートをすることも必須になりますし、それを心がければ、『3ヶ月以内に結婚』も可能になってくるはずです。
結果から逆算して行動するとはこんな感じです。
このような考え方を常に持っておくと、漠然としないため諦めないで済みますし、一方で、大きな期待ばかりが膨らむ前にしっかり考えるので『どうやらこの計画は無理らしい』ということも見えてきます。
ですので、どんなことでも計画的になって諦める回数を減らしてみましょう。そうすることで、無駄に孤独を感じることがなくなりますので、解放的な気持ちになれるはずです。
一度の失敗を引きずらない
一度の失敗を何年も引きずってしまう人は、孤独感を持つ傾向にあります。
これは私の実体験ですが、ブログ運営をしていて収入がそれなりになった時に、ほぼゼロまで落ちたことがありました。その時に、『また始めよう』と復活するまでに半年かかったため、その6ヶ月を棒に振ってしまったというわけです。
またその半年間は、孤独感はもちろんありましたし、日々絶望的な気分に包まれていました。
同様に、一度の失恋をずっと引きずって、新しい恋愛ができない人もいますよね?また、大きな失敗が原因で社会に背を向けてしまう人もいるのではないでしょうか?
経験上、引きずっている時期が長くなるほど孤独になりますし、再起することも難しくなります。
もちろんいつからでも復活できますが、年月が重なるほどに、かなり重い腰を上げることになりますので、孤独にならないためには『失敗を引きずらない』という考え方は極めて重要です。
とはいえ、大きな失敗をしたら精神的なショックが大きいですよね。その際に、『どうやって引きずらないようにするか』ですが、それは『ここで止まってもデメリットしかない』と理解することです。
失恋にしても失敗にしても、その恐怖で止まってしまったら自分が損をするだけのはずです。ですから、『止まっても意味がないこと』を頭で考え、必要な行動をとるべきです。
失恋ならば新しい恋愛をすることで乗り越えられますし、大きな失敗をしたのなら、同ジャンルで成功することがトラウマの克服になるかもしれません。
いずれにせよ、『また同じ目に遭う』と考えていると時間ばかりが過ぎてしまい孤独感が増してしまうので、解放されることもありません。
ですので、『次はどうしたら上手くいくか?』を十分に研究し、リベンジしてみましょう。
成功する人は、一度ダメでも『このやり方は違ったようだ』と考えるそうです。諦めたり引きずったりはしませんし、何より次の行動が早いです。『試行錯誤して成功するまで続ける』この思考を持ってみましょう。
落ち込んだ時の対処を身につける
目標をもって日々コツコツと進んでいたり、良い人間関係に恵まれていても、突然気分が落ち込んでしまうこともありますよね。またそんな時には、強い孤独感を持ってしまうかと思います。
そうなると『自分はこの先どうなるんだろう?』とか『このまま終わる…』といったようなネガティブな思考になり、孤独感から解放されない時間が続くのではないでしょうか?
私にもそんな時期が散々ありましたが、『対処法を見つけることで解決する』ということが分かりました。
具体的には、なぜ落ち込んだのかを考えてみることです。そしてその原因が何かによって、取るべき行動を心がけることが、落ち込んだ時の対処法になります。
原因として考えられるのは、
・目標を突然見失った
・人生に目標がない
・原因不明
の3つです。
これらの対処法に関しては、以下の記事にそれぞれ記載してありますので、良かったら読んでみて下さい。
いずれにせよ、気分が落ち込むと孤独感に陥りやすいです。そこから解放されるためには『原因の究明』と『冷静に自分を分析すること』です。
これらを心がけることで、『今のままでいい』とか『この部分は修正しよう』といったように見えてきます。
それが分かると安心し孤独感からも解放されますので、心がけてみて下さい。
特定の人に拘らない
先ほど『人で満たされるとは限らない』の部分でも、『人に拘るべきではない』ということを書きました。こちらではより具体的に、『特定の人に依存しないことで孤独から解放される』ということを書いていきます。
例えば恋人がいる場合、これは一見『特定の人に拘っている』かのように捉えられますよね。しかしそうでもないのです。
恋人がいても孤独を感じる人がいる一方で、完全に満たされる人もいます。その違いは、『恋人との距離感』です。
孤独感を持ってしまう人は、『恋人との時間こそが何よりも大切で、生活全ての照準をそこに合わせている』というタイプです。先ほども書いたように、これだと他力本願な人生になっているため不安定ですし、常に漠然とした孤独を感じてしまいます。
一方で、恋人とも適度な距離を取って付き合っている人は、いつも満たされています。交際相手の有無に関わらず異性の友達がいて、恋愛中でも異性友達とも楽しむとかこんなタイプの人です。
この性格だと、『今の人がいなくなったらどうしよう』という不安がありませんから、その結果孤独もないわけです。
さらに、一人に時間を縛られることもないため、生活そのものも充実していることが多いです。
多趣味だったり何かに挑戦していたりと、人生を満喫していて、さらに、周囲からも魅力的に見える傾向があります。
一方でこのタイプの人は、恋人との時間も大切にします。つまり『時間の使い方が上手い』のです。
何かに熱中するのは良いことですが、それが『人生を豊かにするものかどうか』は見極める必要がありますし、それができる人は孤独になりません。
人に依存することもある意味熱中ですが、それをしても豊かにはなりませんよね?
このように、特定の人に拘らない方が孤独感を持つことがありませんし、その性格でいられた方が悩みも少ないです。
ですので、現在人に拘ってしまっているのなら、まずはそこから抜け出してみましょう。人への拘りから抜け出すには目標を持つことが最も手っ取り早いです。
これから先、自分はどうなりたいか?を考えてみてはいかがでしょうか?
自分の時間こそ大切
孤独感から解放されるために絶対に知っておいて欲しいことが、『自分の時間こそ大切』という考え方です。
孤独を感じる人と感じない人の圧倒的な違いは、この『自分の時間を大切にしているか』にあります。
感じない人は、『自分の時間こそ大切だから、それを最優先した上で人間関係を考えよう』と捉えています。そのため、一人になった時こそ『やっと解放された』と思うのです。
一方で孤独を感じる人は、『自分の感情が大切だから、それの赴くままに行動する』という傾向があり、人脈に恵まれないことも多く、さらには、一人になると『寂しい』という感情だけに支配されてしまうのです。
孤独=解放
孤独=寂しい
この違いは大きいと思いませんか?
孤独を感じずに自分の時間を大切にできる人は、一人になった時にはより成長していきます。
一方で、孤独は寂しいと感じてしまう人は、一人になると『人恋しい』『誰にも理解されない』といったように、ネガティブ感情に支配されるため生産性がないのです。
ですから、今あなたに心がけてほしいことは、『孤独こそ大切なものであり、それに気づくことが、ネガティブ感情からの解放だ』ということです。
厳密に言えば、孤独なことが問題なのではなく、その状態で沸き起こる、ネガティブな思考がいけないわけですよね。
では、孤独でも気にならず、むしろ『時間ができた!』と思えるようになるためにはどうするべきかですが、やはりこれは『目標を持つこと』が絶対です。
何度も繰り返し書いているのでしつこいようですが、この先に対し長期的な目標があると、孤独こそ歓迎できるようになりますし、時間を大切にしながら人とも関わるようになっていきます。
そうすると、人間的な魅力も高まりますので『寂しい』と感じる機会も減ってきます。
ですから、自分の時間こそ大切にして、日常に目標を持ってみましょう。これができれば、孤独とは無縁の人生に変わっていきます。
最後に
孤独感から解放されるためには、
・孤独と人は関係ない
・解放されるかは考え方次第
であることを心がけ、『目標を持つこと』が大切といえそうです。
・先が見えずに孤独感に包まれる
・人間関係の問題で孤独を感じる
こういうことがあると辛いですよね。
しかし、先が見えないことは『見えるように改善する』ことができますし、孤独と人に因果関係がないことは、お分かり頂けたかと思います。
ですから、自分は本当は何がやりたいのか?をじっくり考えて、好きなように生きてみましょう。それさえ見つかればすべてのことから解放されます。
一日たりとも無駄にしないよう、『孤独など感じないでいい』ということに、あなたが気づけたら嬉しいです。