人と上手く話せない理由と対処法

人と上手く話せない状態がどれだけ辛いか、私には分かります。私自身、上手く話せない状態に悩んでいたからです。

 

私が経験したのは、

・言葉が出てこない(吃音)
・発言するとなぜか不快な顔をされる
・誰かと同じことを言っても自分の場合無視される
・すぐに話題がなくなる
・初対面で何を話していいか分からない
・そもそも相手に興味が持てない

など、もっと記憶を辿ればたくさん出てきますが、一先ずはこのくらいです。

 

これらに悩み、人との会話を避けたり、誰かと関わってもひたすら黙っているだけの日々を繰り返していました。

 

あなたは今、上手く話せないことについてどんな悩みを抱えていますか?

 

私は上記を克服するために十分な自己分析と研究をし、今では普通の会話ができるようになりました。この記事では、上手く話せない理由と対処法を、経験と分析からお伝えします。

 

ちなみに、上手く話せない理由のほとんどは、

 

能力が関係している場合
意識が関係している場合

 

の2つに分けられます。

能力が関係している場合

上手く話せない時には、自身の能力が関係している場合があります。例えば、『サッカーの技術がないからメンバーに入れない』といったように、人間関係にも一定の能力が求められます。

 

一方で、これは訓練で克服できますので、思い当たる部分があっても心配しないで下さい。私自身、『話せない原因はこれだ』と気づけ改善できましたので、是非取り入れてみて下さい。

知識がない

語彙力や知識がないと、それが原因で自信が持てず、結果的に上手く話せなくなる可能性があります。

 

例えば、周りが人気アイドルの話をしている時に、そのアイドルの存在さえ知らなかったら話に入れませんよね?また恋愛経験がない場合、周りが恋愛の話をしていたら、それについていけないのではないでしょうか?

 

知識がなくて話せないとはこういう状況です。

 

これに関しては、年齢と共に顕著になっていきます。小学生ならばあまり差はありませんが、中学生の時点でやや差が生じ、高校生や大学生ともなればそれなりに開き、社会人になったら全く別次元になっている時もあります。

 

私の場合、社会人でそれを経験しました。

 

内容としては、会社に対する情報の差です。皆向上心が強く負けず嫌いだったので、情報通の人たちばかりでした。

 

一方の私は、情報や昇進にはあまり関心がなかったので、同世代と飲みに行った時には、全く話が合わなかったり、興味の対象がかみ合わず、結果的に黙り込んで聞いているような形になりました。

 

このように、その環境で必要なこととか、ある程度の流行には触れていないと話せなくなるかもしれません。

対処法

では、知識がなくて話せない時の対処法ですが、まずは当然『知識を身につける』これが大切です。ただし、闇雲に知識を漁るのではなく、『必要なものだけを選別する』これこそが重要になってきます。

 

というのも、今周囲で盛り上がっている話題が『これから身につけるべき情報』とは限らないからです。

 

例えば、私は会社員時代に、同僚たちは芸人さんの真似をして楽しんでいました。しかし私は、お笑いを見ないので分かりませんし、話を振られても全く対応できなかったわけです。

 

当時は、『アイツはノリが悪い』なんて言われましたが、だからといって『お笑いを必死に見る必要はない』ですよね。

 

これが『必要な知識を選別する』という作業です。

 

当時の私の例で言うのならば、『人と上手く話せないのはお笑いを見ていないからだ』と勘違いしてはいけないわけで、やるならば当然、仕事上の能力を高めるべきでした。

 

職場ならば、たとえ人間性に難があっても、『仕事ができる人』でさえあれば一目置かれますから、上手く話せないとはなりません。

 

ですからあなたも、話せない原因を環境に惑わされないように注意して、その上で、今学ぶべきことを考えてみましょう。

 

ポイントは『自分はどこが弱いから話せないのか?』と考えることです。

 

サッカーを例にするのなら、『ドリブルが下手だからメンバーに選ばれない。ならドリブルを練習しよう』とこんな感じです。

 

会話に関しても、関わる相手はそこまで関係がないことがほとんどで、自分の弱い部分を強化できればそれが自信になりますので、環境に捉われず『何が必要か?』を考えてみましょう。

会話に魅力がない

・自分が話すと静まり返る
・人がいなくなる
・嫌な顔をされる

これらの結果話せなくなっている人は、会話に魅力がない可能性があります。

 

例えば、

 

自分の話ばかり
愚痴や悪口、自慢話
いきなり関係がない話をする

 

など、これらを無意識にしている可能性があります。

 

『自分はそんなはずはない!』と思うかもしれません。しかし、私もそうだったんです。

 

精神面に問題を抱えていると、どうしてもネガティブ要素が強い話題が多くなります。例えば、自分よりも満たされている人が気に入らず、その人を批判したり、あるいは、誰かを見下したりとかこんな状態になっているかもしれません。

 

私の場合、一時期は愚痴ばかりになりましたし、そもそも、昔から話すことが得意ではなかったため、いきなり関係がない話を言い出したりもしていました。

 

関係がないテーマを口にしてしまうのは、

・話を聞いていないから

つまり、そこでの話題に興味を持てていないからです。

 

1対1ならば、『興味がないアピール』として良いかもしれませんが、大勢でそれをするとこちらが変だと思われて、結果的に人と上手く話せなくなってしまいます。

 

ですから、日頃からネガティブな要素が多かったり、人の会話に興味が持てない人は、それを自覚するように意識してみましょう。

 

また、『上手く話せない』と思っている時点で精神バランスが崩れている可能性もあります。従って、それが原因で愚痴っぽくなったり、口を開けば悩み話をするとかこれもあり得ますので、それらも含めて、『自覚』を心がけましょう。

対処法

会話に魅力がない人は、『話したいテーマよりも情報提供に努める』これを心がけると飛躍的に人間関係が改善します。

 

今までが、愚痴や悪口、自分の話などだったのならば、それらは、聞き手にとってどうでもいい話ですから、今後は、情報となる話を提供できるように考えてみましょう。

 

具体的には、

 

この人はどんな話を聞きたいか
日頃から何に興味を持っているか

 

を考えることです。

 

つまり、『人に興味を持つ』という訳であり、それを心がけると情報提供ができ、さらに、上手く話せないと悩む頻度も少なくなってきます。

 

例えば、相手が健康に関する話をしてきたら、それに合わせて『○○するとさらに痩せるって言うよね』といったように、何気なく情報を提供するのです。

 

ここで重要なのは『何気なく』です。

 

失敗する人は『○○するともっと痩せるよ』と、まるで専門家であるかのように言ってしまいます。こうなると相手は不快に感じ、『別に聞いてないけど』と言い返してくる可能性もあります。

 

それだと、自分の発言を否定された気持ちになりますから、より一層上手く話せなくなってしまいますよね。

 

私は以前まで、知っている分野に対しては『○○するといいよ』といったような言い方をしていました。しかしそれが人間関係をダメにする原因でした。

 

同じ内容でも、言い方ひとつで情報になるか不快にさせるかが分かれるので、ソフトな表現を心がけましょう。

意識が関係している場合

人と上手く話せない理由には、意識が関係している場合もあります。意識とは、『その人物をどう思っているか』です。上述した『能力が関係している』も、広く言えばこの意識の分野に入ります。

 

どれだけ物事を知らなくても、相手が許容して聞いてくれれば安心して話せますし、愚痴や悪口ばかりでも同様です。ですから、上手く話せないのならば意識を自覚して磨きましょう。

心理的優位性があるか

心理的優位性とは、簡単に言うと『自分の方が上になっているか』です。

 

例えば、ペコペコと頭を下げて、なんでもハイしか言わない後輩とは話しやすいのでは?あなたの発言を『その通りです!』という感じでついてきたら、やりやすいですよね。

 

他にも、尊敬される立場になったら話せないなんてないはずです。実際に、学校の先生は、少なくとも授業に関しては一方的に話せるでしょう。

 

このように、優位性があると人は饒舌になりますから、その特性を理解しておきましょう。

 

またこれは、たいていの場合初対面で決まってしまうものです。先輩や先生は、『上の人』ですよね。一方で後輩や教え子は、『下の人』になるはずです。

 

これらは同等の間柄でも起こります。

 

従って、最初の時点で、少なくとも自分が『下』にならないようにするべきですし、人と上手く話せない人は、初対面で、心理的な多くのことを譲ってしまっている可能性があります。

対処法

対処法としては、『最初に自分の意思を通し切る』これが大切です。こうすると、同等、或いは優位的な立場になれますので、最初こそ譲らないように心がけましょう。

 

例えば初対面でこれから長く関わる人と、『どこで食事をしようか?』となった際に、自分が『寿司』と言ったのに対し、相手は『蕎麦が良い』と言ってきたら、ここで『それでいいよ』と譲ったらいけないという訳です。

 

面倒くさい人は『それでいいよ』とさっさと引いてしまうかもしれません。しかしそれをやり続けると優位性は身に付きませんし、最終的には意思がない人になってしまいます。

 

また相手としても、最初に自分の主張が通ったことで楽になりますから、次回も心理的な負担なく要求しやすくなります。

 

そうなれば、『この人とは上手く話せない』ということも起こり得るので、最初こそ譲らずに、そこで対立したり親しくなれなくてもいいので、絶対に主張を通すようにしましょう。

 

一方で、既に関係が出来上がっている場合、この際の対処法は、『意思の通し方を考えること』です。

 

長年の付き合いで、しかも自己主張していないと、『今さら自己主張なんて厳しい』と感じるかもしれません。

 

そんな時には、何かを決断する時に提案してみて、相手と意見がぶつかったら『いつもそっちに合わせているから今回はこっちに合わせてくれ』といったように、通し方を工夫しましょう。

 

先ほどの、寿司と蕎麦の例でも、『いつも蕎麦を食べたい君に合わせているから、たまには譲ってくれ』といったように、ソフトでありながら多少棘のある言い方をします。

 

これが通ると、主張が通った経験が負担の解消となり、一気に話しやすくなります。ちなみに私の分析では、気が強い人ほど、『この前はお前に合わせただろ』とよく言います。

 

『この前』というのがポイントで、『2回連続では譲らない』という訳ですね。人間関係は主張した者が優位性を持つので、上手く話せないと感じているのならば、何かしら工夫してみましょう。

苦手意識があるか

その人に、苦手意識を持っている場合上手く話せないことが多いです。

 

例えば否定的な人だとか、人の話をあまり聞かないとか、とにかく人を認めないタイプだとか、いわゆる『人間的魅力がない人』が相手で、どうしても会話しないといけない場合無意識に気を使のはこちらなので、上手く話せなくなってしまいます。

 

私の場合、職場の先輩社員がそのタイプでした。

 

常勤嘱託という身分だったため給料も低く、出稼ぎのため家族とも離れていたため何かと不満が多かったようで、いつもイライラしているような人でした。

 

一方でその人は勤務歴が長く、私は仕事を教わる立場だったので何かと気を使ってしまい、はっきり言って話しづらく、また疲れました^^

 

このように、苦手意識は大きなストレスになりますので、日常的に関わる人に対しそれがないかどうか、確かめてみましょう。

対処法

この場合の対処法は、『極力関わらない』が良いかと思います。

 

あらゆる要素で『苦手だな』と感じる人とは、必要がないのならば敢えて関わるべきではないですし、それができないのならば必要最低限にとどめる努力をするべきです。

 

例えば私ならば、仕事の話だけに限定すればよかったと今振り返っています。

 

当時は、ほとんど言い返すこともできず、愚痴や不満や悪口など、なんでも『そうですね』と聞いていました。

 

それがきっかけで体調を崩してしまったので、今ならば、愚痴が始まったら『だから何ですか?』とか『そうは思いません』と強く出ていたと思います。

 

特に、私は自己評価が低い人間だったので、何でも我慢してしまう傾向がありましたが、それをする必要はないみたいですよ。

 

合わない人や苦手な人と出会ってしまったら『即態度に出す』これが良いです。

 

こうすることで、その後一定の距離を取りながら、必要最低限の関わりだけに限定してやっていけるのでストレスが減ります。

 

またストレスが少なくなればその分自信を失う機会も減りますので、結果的に、『話せない』と感じることもなくなってきます。

 

ですから、苦手意識を持っている人とは『工夫して関わろう』とは考えず、『できるだけ避ける方法』を考えた方がいいでしょう。

上手く話せない時のポイント

これまで、上手く話せない理由と対処法をご紹介してきましたが、ここで、上手く話せない時のポイントを、簡単にご紹介します。

 

私が心がけているのは、

 

得意分野を持つ
情報提供者を選ぶ
直感で相性を判断する

 

この3つです。

 

まずは、何でも良いので『人よりも専門的に知っている分野を持つ』ことです。こうすると、その分野に興味がある人が、自然に集まってくる可能性がありますし、こちらとしても、知っているテーマならば『上手く話せない』なんてならないはずだからです。

 

例えば、勉強ができる人のところには、『同じようにできる人』『頭が良くなりたい人』が集まりますよね。

 

このように、ある分野に精通していると、少なくともそこでは優位に立てるので、これは、身につけておいて損はありません。

 

続いて、情報提供者を選ぶ。私がこれに拘るのは『世間話をしなくて済むから』です。世間話とは結論がないテーマですしそもそも曖昧です。そのため、ある意味ではとても難しい会話術なのです。

 

一方で情報系は、基本的に『こちらが興味を持っているテーマ』について話題を提供してくれます。そのため、上手く話せないということが少ないのでやりやすいのです。

 

例えば、

1.この前登山に行ったんだ
2.上手く話せる会話術があるらしいよ

この1と2だったら、あなたが興味を持つ話題は2ですよね。情報提供者とはこんな風に、こちらの関心ごとについて話してくれるためとても関わりやすい存在です。

 

最後に、直感で相性を判断する、私はこれを心がけています。特別何が気になるとか苦手とか、そういうことが分からなくても『違う』と感じたら態度に出し、その後は関わらないで済むようにしています。

 

上手く話せない人は、この『露骨さ』が必要かもしれません。

 

ここで、『なんだか苦手だな』と思いながらも我慢して付き合うと、結果的に話せない対象になることもありますので、最初に見極めることが肝心です。

 

特別基準を設ける必要はありませんので、『分からないけど違う』と感じたら、その人とは距離を取るのもありかもしれません。

最後に

人と上手く話せない理由は、

・能力が関係している場合
・意識が関係している場合

のそれぞれがあります。

 

また根本的には、『心理的な要因で上手く話せない』と考えるべきです。従って、その人、あるいは自分の状況から分析して対処を考えてみましょう。

 

経験上、ずっと上手く話せないということはありません。

 

どこかで、『話せない』という扉をぶち破れる時が来ますので、それまで、根気よく試行錯誤を繰り返してみてほしいです。