『孤独感が強すぎる』『誰かに助けてほしい』と思う時、ありますよね。
聞いてほしかったり一緒にいてほしかったり、人に満たされたいなど、こんな心理になる場合もあるはずです。
一方で、『これは甘えだから、自分の中にしまっておかなくては』とか『助けてほしいなんて思ったら、周りに迷惑をかける』と感じてしまっていませんか?
私もこんな状態に陥った経験を持つので分かりますが、これは『甘え』でもなければ、友達ならば『迷惑だ』と思う必要もありません。
むしろ向き合ってくれる場合が多いです。
ですから、本当に苦しい時には一人で抱えず、勇気をもって今の心境を話してみるのもありです。楽になるかもしれません。
一方で、自分が『助けてほしいなんて甘えだ』と思ってしまっている以上、いつまでも葛藤に苦しむ可能性があります。
従ってこの記事では、『助けてほしい』と思ってしまう状態から抜け出す方法を紹介します。
苦しい時には助けを求めるのも全然アリです。
一方で、その必要がない状態にできたのならばもっと楽です。今抱えている不安や悩みを吹き飛ばしましょう。
なにから助けてほしい?
助けてほしいと思ってしまう状態から抜け出すためには、『自分は何から助けてほしいのか?』と理解するのが大切です。
ですから、まずはそこを考えてみましょう。
何から助けてほしいのか?これを考えると、ものすごく漠然として分からないかもしれませんし、或いは『これから』とはっきりしているかもしれません。
分からない場合、考えること自体が大変な作業ですが、それでもこの部分は大切ですから避けないようにしましょうね。
例えば、
・誰にも理解されない状態から助けてほしい
・自分をサポートしてほしい
・自分を必要としてほしい
など、助けてほしいにもいろいろあります。
ちなみに私は、『必要とされたい』という願望が強く、その結果空回りしていたように思います。
あなたはどうですか?
・自分の話に興味を持って聞いてほしい
・自分という人間に興味を持ってほしい
・誰かから追いかけられたい
など、これらも『助けてほしい』に該当します。
助けてほしい心理のその裏では、意外なものが自分を苦しめている場合もあります。
ですから、まずは『何から助けてほしいのか?』を、大体でいいですから見えるようにしましょう。
孤独感がある?
続いては、孤独感があるかどうかです。
助けてほしい心理の人は、たいてい孤独感を持っています。
また孤独感がある場合、実はそれが、解決の糸口になってきます。ですから、自分の孤独感は素直に受け入れましょう。
孤独な理由を考える
ここで大切なのは、『なぜ孤独なのか?』を知ることです。
『誰かに助けてほしい』と思うほどですから、日常的に引っかかるものがあるはずです。
まずは『それが原因で助けを求めてしまうんだ』と理解する、そして、その原因について向き合っていくのが、今後の課題であり、助けてほしい心理を解決させる方法です。
また孤独の原因は主に、
・自信がない
・不安がある
・お金がない
の3つになるかと思います。
自信がない
自分に自信がないと『助けてほしい』と思う頻度も増えてきます。
『自信がなくてできない』と思う分、誰かに助けを求めるわけです。ですから、自信がない分野を補う努力は必要かもしれません。
例えば、知識がなかったら何かと不便が増えますよね。
引越しをする際に、業者の選び方や新しい土地での申請作業など、これらが分からなかったら不安になるはずです。
この場合、誰かに聞きたい心理になり、これも『助けてほしい』の一種です。
しかし、今あなたが抱える助けてほしい心理は、どちらかというとトラウマにより自信を喪失したケースではないでしょうか?
・過去の失恋により、また恋愛をするのが怖くて仕方がない
・職場でパワハラに遭い退職、その後復職できない
などのように、精神的なストレスを受けたのが原因になっているのでは?
その場合の解決策は『同じ経験で乗り越える』が最も良いです。
・失恋ならばまた恋愛をする
・パワハラならば、職場復帰して、同じ様な上司がいたら言い返す
などです。
とはいえ、今すぐにそれをするのは難しいかと思います。『じゃあどうするべきか?』についてはこの後詳しく解説していきます。
不安がある
孤独を感じてしまう理由には、『何かに対し不安を抱えている』場合もありますよね。
・人間関係が苦手
・失敗への恐怖
・人から拒絶される
など、不安があるからこそ行動できなくなり、その結果『助けてほしい』と考えるようになるわけです。
例えば、『自分はいつも人から拒絶される』と感じている場合、少しでも親切に対応してくれる人がいたら、その人に大きな期待を寄せてしまい、結果的に拒絶される場合もあるわけです。
これは、助けてほしい心理がしてしまう典型的な過ちです。
というのもその親切な人は、あくまで普通の対応をしただけであって、『自分が過剰だったのが原因』なのです。
そのため、『この人は親切だ、分かってくれそう』と期待すると、希望を持った分大きなギャップを味わうことになりますから、余計に苦しむのです。
そうなれば、孤独感は増す一方です。
ですから、何かに対し不安がある時には、『自分は過剰になっている』という自覚も必要です。それが、実は助けてほしい心理の解決につながってきます。
人への期待を捨てることこそが最も楽になれる選択ですから、是非取り入れてみて下さい。
お金がない
お金がないと、どうしても孤独になりますよね?私も会社を退職し、実家にしばらく引きこもりましたので、お金がない大変さを知っています。
さらにその状態が続くと、精神バランスが崩れたり人間不信になったりと、悪い方向へ向かう可能性もあります。
これが、孤独を加速させるのです。
一方で、お金がないのと助けてほしい心理は、一見『関連性がない』と誤解される場合があります。
経済的に苦しくなると攻撃的になる人もいますから、そういう人は『人を寄せ付けないイメージ』があるでしょう。そうすると『助けてほしいと思っているとは考え難い』と捉えられがちです。
しかしながらそれは、『あらゆるものの積み重ねでそこに辿り着いた』と考えるべきです。
例えば、元々は優しい人でも、収入がなくなったことで、
1.精神バランスが崩れる
2.なぜか人間関係が上手くいかなくなる
3.どこへ行っても拒絶される
4.人間不信になり対応に悩む
5.攻撃的になることで自己防衛する
6.その姿勢が正解だと勘違いする
と、こんな過程を辿っていて、つまりは『本当は助けてほしい』場合が多いのです。
この心理だと、最悪の場合事件を起こしてしまいますから、もしあなたがこんな心理になっているのなら、『今は危険な状態だ』と認識しましょう。
本当はどうしたい?
ここまでをまとめると、
・助けてほしいと感じるのは孤独から
・孤独感は『自信がない』『不安がある』『お金がない』
などが原因となります。
ここからが、助けてほしい心理を解決させて、日々楽しく暮らしていくための具体的なお話になります。
ここまでの長い文章にお付き合い下さいましてありがとうございます。もう少しなので、さらにお付き合いいただけますと嬉しいです。
では進めさせていただきますが、あなたはこれからどうしたいでしょうか?
『誰かに助けてほしい』このように思うのも全然良いですし、実際に友人に救いを求めるのも正解です。
一方で、本当の希望はもっと別のものなのではないでしょうか?
・自信を持ちたい
・不安をなくしたい
・お金が欲しい
・人生を楽しみたい
・恋人が欲しい
など、漠然とでも、または、日々口癖のように『○○したいな~』と言っていることがあるのでは?
もしかしたら、それを実現していない現実が『助けてほしい』と感じてしまう原因かもしれません。
もやもやした気持ちを抱えたままでいるからこそ、『人の力を借りたい』とか『神頼み』ばかりを考えてしまうのです。
ですから、『本当はどうしたい?』この疑問に対する答えに取り組んでみましょう。
ここで『できるならとっくにやってる!』と反論したあなた、失望しないでもう少し読んでくれると嬉しいです。
確かに、『本当はやりたいものが今はできない』という状況はあります。
・友達が欲しいけど自信がない
・恋人が欲しいけどお金がない
・仕事が欲しいけど勇気がない
など、何かをしたい時に引っかかるものって必ずあると思います。
その結果、助けを求めてしまったり投げ出してしまう場合もありますが、これは、考え方次第で解決することができます。
今できる(やるべき)ことは何か?
『○○がしたいが△△がない』こういう時に大切な考え方が、
・今できるのは何か?
・目先に捉われて焦らない
です。
叶えたいことがたくさんある場合には、何から手を付けていいのか分からなくなりますよね。
つまり今のあなたは『一つをやろうとすると、必ずもう一つの問題が浮上する』という状態で、何一つ行動できないでいるのかと思います。
こういう時には、『最も解決すべきは何か?』と考え、それに的を絞るのです。
・お金なのか?
・自信のなさなのか?
・トラウマなのか?
人それぞれ違うでしょうが、たいていの場合、最も大きい一つを乗り越えると全てが解決します。
ですから、今最も気になっているものは何か?について真剣に考えてみて下さい。
ちなみに私は、『お金がないから何もかもできない』が答えでしたし、それにより、人間関係もダメになり、自信も無くしていました。
一方で私とは違い、お金には困っていないが『過去のトラウマにより恋愛が怖い』という人もいます。他にも、自信がなくて異性にアプローチできないという人もいるはずです。
どちらも恋愛の例えになってしまいましたが、他の状況も当然あります。
このように、自分にとって最も深刻で、一番に解決すべき問題は何かを考え、答えが出たら『その解決策を考えていく』これが助けてほしい心理を解決する方法になります。
ちなみに上述した恋愛の例ならば、トラウマや自信の無さがあってもできそうな環境で始めてみるのがいいかもしれません。
いきなり合コンに参加するのは厳しいかもしれませんが、婚活サイトならば、まずは文章でやり取りするため気軽ではないでしょうか?
私も婚活サイトを利用しましたが、いきなり会うよりも楽でしたよ。
こんな風に、『今できること』を徹底的に考えてみましょう。
また、『目先に捉われて焦らない』これも大切です。何かをやる時には『スピード』に拘る人が多いですが、それにはリスクも伴います。
『収入を作ることこそ解決策だ!』と考えた時に、目先に捉われて高額で怪しい商材を買ってしまったら、後で後悔する可能性もあるはずです。
通常の心理状態ならば絶対に買わないようなものでも、焦りがあると良く見えてしまう場合もありますので注意するべきです。
私の経験としては、引きこもり時代からブログを書き始めましたが、『早く収入を作りたい』との焦りから、とにかくページを増やすという作業に捉われていました。
そのため、あまり評価される内容ではなく、作業量の割にはお金になりませんでしたし、最終的にはその時期に作ったブログはダメになってしまいました。
このように、焦りがあると数年後に大きな痛手を味わう可能性もありますので、最初こそ『ゆっくり気長にやっていこう』という心がけが大切です。
ですから、今できることややるべきものが決まったら、具体的な計画を立ててみましょう。その上で『無理な計画になっていないか』を見直す努力も必要です。
実現が難しい計画を立ててしまうと、できなかった時に落胆し、それがきっかけで長期的に気分が落ちてしまう場合もあります。
そうなれば、助けてほしい心理は解決されません。
一方で、自分の環境や性格に合う計画を立てられ、それを日々コツコツとこなしていたら、『誰かに助けてほしい』なんて思わなくなります。
毎日が充実しますし、『〇年後には楽しくなっている』と自信をもって思えるようになりますから、他者など必要がないのです。
この心理になれたら、完全に解決したということです。
ですから今は、やるべきを決めてそれに取り組んでみて下さい。また、壁にぶち当たった時には軌道修正しましょう。
この繰り返しこそが、自分を充実させてくれます。
最後に
助けてほしい心理は甘えではありません。
聞いてくれる友達がいるのなら話すべきですし、あなたも、友達の不安や悩みを真剣に聞いてあげましょう。
一方で、誰かに助けてほしい気持ちを持っていると苦しいため、この記事では『それを解決して楽になりましょう』ということを書きました。
具体的には、
・助けてほしい心理は孤独から来ている
・孤独感は『自信の無さ』『不安がある』『お金がない』などが原因
・上記を踏まえ、何がしたいか?を考える
・その中で、今できることに的を絞る
・一つを解決することですべてが解決し、助けてほしい心理もなくなる
とこのような流れです。
この時点で、前半でお話しした『何から助けてほしい?』に対する解決策が見えているのでは?
・誰にも理解されない状態から助けてほしい
・自分をサポートしてほしい
・自分を必要としてほしい
など色々ありますが、『今抱えている最も大きな問題に向き合うことで、助けてほしい気持ちはなくなるから、全力で取り組もう』と思えていませんか?
助けてほしい心理の裏側を分析し行動することで、気持ちが楽になります。ポイントは『感情で捉えない』です。
どんな時でも理性的に判断し考えると、『今何をするべきか?』が見えてきます。是非日常に取り入れてみて下さい。